あなたのサイトにこんな素敵なメッセージ、届きますか? 〜 4倍速マーケティング #23
あなたがいくらアイスクリームが好きだからといって、魚釣りの餌にア イスクリームを持っていく人はいませんよね。
にもかかわらず・・・
お客さんは自分のことにしか興味がありません。
何て今さらですが。
あなたが自分に何をしてくれるのか。
もっと楽しくしてくれるのか。
今よりもっと良くなるのか。
もっと幸せを感じれるのか。
この痛みは治るのか。
そんなことにしか興味はないんです。
でも売り手の多くはあいも変わらず自分について語りたがります。
お客さんについてではなく、自分の商品、自分のサービス、自分の会社について、それがいかに優れている
かを語ります。
異業種交流会での名刺交換時に、こういう人、けっこういますよね?
魚にアイスクリームを一生懸命与えようとしている人・・(笑)。
こちらが興味のないことをいつまでもしゃべる人。
広告やマーケティングの世界ではこれと同様の間違いをする経営者やマーケティング担当者がたくさんい ます。
数撃ちゃ当たる式のテレアポもそうです。
砂漠でノドがカラカラに乾いた人に熱いお湯を差し出したらきっと怒ら
れます。
でも水を差し出すと喜んでもらえるはずです。
同じ人に氷の入った冷たい水を差し出すともっと喜んでもらえるはずですよね。
感動すらしてもらえるかもしれません。
僕らがマーケティングを通してめざしているのはここです。
どれだけのお客様から感動の声をいただけるか。
あるクライアントの元にはたくさんのメッセージが届きます。
そのどれもが、読み手の心深くに染みわたり、体感温度が1℃ほど上がったような、ハートウォーミングな気持ちにさせてくれます。
このクライアントは、古くからある製品にイノベーションをもたらした人なんです。
革新的な製品が世に姿を見せた時、多くの人は、それを見て、
『なぜ今までなかったんだろう・・』
って思います。
多くの革新的な製品は、決して想像を絶するものではなく、
『そういえば、こんなのがあればいいと思ってた・・』
くらいの、形になってみれば、案外当たり前のものだったりします。
このクライアントの製品も、考えてみれば、とっくにあっても不思議じゃない製品。
でも、これまで誰一人、思いつかなかったんです。
それを日本で初めて開発したこのクライアントはごく普通のおばちゃん(笑)。
でも、彼女のもとにはこんな心に響くメッセージが日本中から届きます。
成功してお金持ちになるために何をすればいいか、マーケティングを少しかじった人であれば、
・より多くの人が喜ぶことをする
・より大きな問題を解決する
ことであると知っているはずです。
そういうことからすると、このクライアントは、まだ成功途上かもしれません。
が、、こんな心に響くメッセージを受け取ることができるこのクライアントは経営者として幸せだと僕は確信します。
想像してみてください。
自分が開発し、毎日毎日自分の手で作り出す製品が、日本中の誰かの毎日を少しだけ幸せにして、誰かの生活を支えていることを実感できるんですよ。
これがやり甲斐でなくて何がやり甲斐でしょうか。
もらったわけではない僕ですらこれらのメッセージを読むたびにサイトの企画・構築という業務を通して、彼女の仕事に関われたことをうれしく思うんですから、彼女がどれだけうれしいことか、想像に難しくないです。
以前、福祉用具であり、お粗末な民芸品のような日本の車椅子に高度な機構を付加し、ファッション性や快適性、安全性までも高め、何よりも所有することの喜びをも感じられるような素晴らしいmade in japanの工業製品に作り替えてしまった偉大な男の話を以下で書きました。
『誰も売りたがらない商品をバカ売れ商品に変えた男 ~ Webマーケティング よりマーケティング #17』
これはその第2弾のような製品。
送られてきたメッセージの一部をご紹介します。
【素敵屋Alook】
http://www.stick-alook.jp/
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32歳で3人の子供を育ててくれている妻とは結婚して9年。
無理をしすぎた妻は足を悪くし、以来おしゃれすることを避けるように。
無理した笑顔が痛々しいです。
そんな妻が毎日こちらのサイトを見ていたと子供に聞き、早々にプレゼントしました。
おしゃれして以前のような笑顔を取り戻してくれればうれしいです。
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幼いころの医療ミスにより右足が不自由になり長い間杖を使っています。
ある日、小学校になる娘から、 『杖をついて学校に来ないでほしい』 と言われました。
杖を使う私を見た友達からからかわれたことが理由でした。
どうやら幼稚園の頃からそんなことがあったらしく、泣きながら訴える娘のことを思うと不自由でも杖を使うことができませんでした。
そんな私を見ていた娘が、
『私は大丈夫だから、杖を使ってもいいよ。今までごめんなさい。』
と。
うれしかったのですが、とても複雑な気持ちでした。
そんな折、素敵屋Alook様のホームページを見ました。
何か救われた気持ちで、即注文。
届いた杖を見た娘が大喜びで、何も知らない4歳の息子までが、
『お母さん、似合うね〜」と(笑)。
2学期からは堂々と杖を使って学校に行けそうです。
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27歳なのですが、椎間板ヘルニアになってしまい、先月末に手術を受けました。
現在はリハビリに通いながら自宅療養中ですが、今後は杖が必要な生活になるとのことです。
杖を購入するためにいろんな製品を見ましたが、どれも味気なく、毎日使うことを思うと気持ちが沈みます。
けれど素敵屋Alookさんを見つけて以来、ネガティブなイメージを一掃してくれました。
きれいで可愛くて一目惚れ。
婚約している彼との記念日が来週なのですが、お出かけがとても楽しみ。
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いかがでしたか?
お客様のメッセージはモチベーションへの原動力。
明日への活力です。
お客さんのほうだけ見て、誇りをもって仕事に取り組みたいものですね。