いいサイトをつくるために #5
僕は、Webサイトの主役は、あくまで「テキスト」と考えています。
こんにちは。
チームデルタの谷口です。
次に僕がすべきは、『彼らが絞った知恵と流した汗を言葉に落とす』ことでした。
技術系企業のサイトって、企業規模の大小に関わらず、通り一遍でどこも似ている、とよく言われます。
僕もある程度同感です。
これは、我々業者が、そういう目でクライアントを見てる(実は、ちゃんと見ていないからこうなる)証拠ですが、企業側にも自身が見えていないケースが多いようです。
僕のセミナー・講演会に参加いただく工業・製造業の経営者、経営企画担当の方々の多くは、
「差別化できる要素が少ない」
「見せる情報がない」
とよく言われます。
ほんとは全然、そんなことないんですけどね(笑)。
ものづくりの現場こそ、情報の宝庫なのに。
僕は、製造業からコンサルをお受けするのが好きです。
PR戦略を練る、差別化を図る、ポジションを明確にする作業は、僕を惹きつけます。
だって、その企業に入り込んで見聞きすればするほど、興味深い情報がいくらでも出てくるんですから。
これは、他の業種にはない、ものづくり企業の強みです。
ネタがないどころか、ネタだらけです(笑)。
PR情報にこと欠かないのがこの業界。
これ、僕のコンサルティング/マーケティングキャリアの中で感じ取ってきた事実です。
規模の大小に関わらず、パテントいっぱい持ってて、驚くほどの技術力を持ちながら、ものづくりの人って、総じてPRがヘタ。
もっと言えば、自らを宣伝することに、幾ばくかの罪悪感をもってるふうに見えることすらあります。
でも、僕は、そんなものづくりに汗する人たちが好きです。
実力以上に大きく見せたがる風潮がはびこる中、力をしっかりと蓄えながら、自らについてあまり語ることが得意じゃない人たちって、それだけで好感大です。
だから、僕が代わって語りたくなっちゃう(笑)。
僕のような、しゃべること、見せること、伝えることを生業とする人間は、こういう企業との相性が、ことのほかいいように感じます。
Webプロデューサーとしての腕が鳴るんですよね、ものづくり企業を応援するのは(笑)。
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