申し訳ありませんがお請けできません・・Webマーケティングよりマーケティング #11
名刺交換。
交換して、、 終わり、ガクッ、 _| ̄|○
ではなく、もっとクリエイティブな名刺交換しましょうよ(笑)。
名刺交換は、最初の自己PRの場、、、と思いたいところですが、ちょっと引いて考えてみましょうか。
僕らやコンサルタント、士業の方々は一般的に初対面の方とお会いするシチュエーションというのは
【この人に相談してみて、もしもいい感じなら、依頼しようか・・】
こんな方を前にしてのことではないでしょうか。
こういうシチュエーションで僕らがすべきことは、僕らが(の)
・できること
・得意なこと
を語ることではありません。
もしも、これを僕の前でやられたら、僕はこの方には絶対に依頼しません。
僕は、この方の自慢話ではなく、僕の抱えている問題を最も優れた方法で(できれば安く)解決してくれることだけを求めているわけですから。
Webサイト、チラシ、パンフレットには自慢話があふれています。
そして、これを作っている方々は、ほぼ100%、それにお気づきではありません。
自慢話を、自慢ではなくて、強力な信頼感に結びつける方法について、必ず後日お話しますが、本日は、あくまで、名刺にこだわらせてください!(笑)
さて、では、名刺交換しても、僕らは、僕らの強みや優位性を伝えるタイミングをどこで持てばいいのでしょうか。
それとも持てないのでしょうか。
お客様のご相談をお聞きすることしかできないのでしょうか。
確かに、これでは、このご相談者が複数に相談をもちかけた場合、強力なアドバンテージを発揮するチャンスは少なそうです。
そこで、1つご提案したいことがあるんです。
もしも、あなたが、
【ぜひお客様に聞いていただいきたいこと】
をお持ちなら、
【お客様がそれを聞きたくなるように】
名刺に仕込みをするんです。
例えば、こんな感じのメッセージを小さく一文名刺に挿入します。
”ご相談いただいてもお請けできません・・”
多くの人は、これ見てびっくりすると思うんです。
これはあくまで、サンプルですので、より精度を高める工夫が必要だと思いますが、こうしてドラスティックなメッセージは、名刺交換後の最初のひと言をとても簡単にしてくれます。
質問したくなるような、質問せざるをえない状況を作ってしまいますからね。
ただし、あまりネガティブな感情が生じないようさじ加減は必要ですよ。
お客様ま間もなく、こちらの思惑通り、多少戸惑いながら、こんなふうに言われるはずです。
【これって、どういうことですか??】
さて、あなたなら何て答えますか?
この人が、最初に
【お客様にお伝えしたいこと】
とは何だったんでしょうか。
僕は、こんなシナリオを立ててみました。
この人の売りは、【信頼性】【お客様への貢献】であるとします。
でも、こんな言葉だけで信頼してくれるお客様はどこにもいません。
そこでいろいろ考えました。
お客様から信頼され、お客様への貢献をわかりやすく形にするために。。
そして、予定通り、お客様が例の質問をされた時自信をもってこう言うんです。
【当社は、一業種一社しかお請けしません。
もしも貴社の同業社から依頼があった場合はお断りすることを契約書に明文化します】
と。
さて、この方は、お客様の心の中に、他社さんと比べて少しばかりインパクトを与えることができたんではないでしょうか。
これはあくまで、サンプルです。
初めてお会いするお客様に、あなたの
【お伝えしたいこと】
を押しつけがましくなく、自慢話にならず、自然にお伝えする機会を、お客様自ら与えて下さるような、そんな仕組みを考えるきっかけになればと思っています。
といいながら、僕の名刺には、そんな仕掛け、どこにもありません。
だって、5年前に作ったまんまだから。。