SEOの盲信がブランドを蝕む #3
1度自分の望む情報、商品、サービスを提供するサイトを見つけたら、多くの人はリピートします。
そういうサイトにはブックマークしたりしますよね。
こんにちは。
チームデルタの谷口です。
利用者にとって、そのサイトが有益であればあるほど、他のサイトに目を奪われなくなります。
YahooやGoogleは、「探す」ためだけに使われるわけじゃありません。
決まった目的地に最短で到達するためにたびたび利用されます。
例えば、キーワードに「社名」や「ショップ名」を使うようなケース。
これは、ブックマークの代わりのようなものです。
こういう利用者には、SEOの検索結果なんて関係ないんです。
満足度の高い客の増加に比例して、SEO対策の重要性は低下していきます。
でも、実は、こういう客を多く抱えるサイトは、同時にSEOの側面からも極めて優れたサイトの道を突き進むことになるんですよ。
なぜなら、こういうサイトは、お金を払ってSEO対策したサイトよりもはるかに、検索エンジンにとって高評価、好印象を得られる要因を満たすことになるからなんです。
自然に、あるいは放っておいても。
先日、数億円の年商を上げるショップの店主を取材しました。
このショップが当社のクライアントなわけではなく、当社の大切なクライアントに有益なコンテンツを制作するためにね。
帰宅後、このショップサイトを見てみると、基本中の基本と言われる対策のみなんです。
ひょっとしたら、SEOについての知識なんて、お持ちでないのかもしれません。
このショップは、メディア露出が非常に多いのですが それは「売れて話題になる」
という商売の王道で成功しているから。
そして、いくつかのキーワードで非常に良好な検索結果を得ています。
だって、こういうショップは、
「利用者にとって有益なサイトを高評価する」
という検索サービスの最重要ミッションに合致してますからね。
でもね、先日来、こちらの専門家数名からも指摘があった、Googleの失態。
(Google自ら、作為的な口コミを発生させるためにPay-Per-Postを利用)
こういうことがあってはとても困るんですよ、僕としては。
利用者にとって有益なサイトを高評価し、作為的に高評価を得ようとするサイトを排除することを基本としている検索サービス自身が、こういうことをしたり、自らが定めた検索ガイドラインに抵触することで、その過ちを謝ったり、
ひいては、その口コミに参加していたブロガーたちが、Googleのインデックスから削除されるようなことがあるようでは、僕がこうして作為的かつグレーなSEO対策の無意味さを説く根拠が根底から揺らぐんですよね。
しっかりしてくれよ、Google先生。
今日した いいこと
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もちもちパン焼いたし
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