質問者│女性
WEBデザイナーの仕事とはどこまでやる仕事なのでしょうか?
例えば企業内でクライアントサイトのWEB制作を請け負っているなどの場合何でも全て出来て当然のように思われます。
先日大手企業でWEB上で簡単に出来て高機能の
ホームページ制作ツールを開発されたソフトが出来たらしく、
上の人から「誰でも作れるようになってしまってはWEB事業はやれない。」
との事でWEB制作の継続と
雇用の危機にさらされております。
私は今までHTMLとCSSを使い文書構造を考えたマークアップと全体のデザイン構成、レイアウトを行え、画像処理が出来る程度の事を通算で4.5年、ハイレベルと言う訳ではありません。
このようなソフトが出回ってくると
別の何かのアプローチが必要なのかと感じますが
今のところすぐに実行に至らない状況です。
そもそもWEB制作に依頼するメリットとはどのような事でしょうか?
またWEBデザイナーとしてどこまでやれば(できれば)良いのでしょうか?
(なぜこのような疑問が出るかというと、WEB制作の仕事は理解できないクライアントや企業にとってはソフトを使えば
簡単に出来ると考えられており、コストがかかる上に高いというイメージが浸透しているため)
足りない技術を勉強で補うのはそれなりに時間が掛かりますが
何かもっと信頼を得るにはどのように
コストとか価値等をどのようにしたら納得がいくのでしょうか?
アプリケーションやツールがもたらすのは、「作業の単純化」と「効率」です。
Webサイト構築においてそれらにできるのは、容易なコードの生成とオブジェクト制作です。
こんにちは。
チームデルタの谷口です。
もしも、エコウエブさんのスキルがこの範囲にとどまっていれば、仕事は減るかもしれませんね。
でも、それらが肩代わりできないことはいくらでもあるでしょう?
環の小坂さんが引き合いに出されたCMSだってそうです。
これらの製品の一番の「売り」は、「自分で更新できること」でした。
それを見越していち早くCMSによるサイト制作に移行した業者もたくさんいますし更新業務の激減を恐れた業者もいたはずです。
が、僕は、この流れを一切気にしませんでしたよ。
だって自分たちでできる程度の更新なら、それらは鼻っから僕らの業務ではないし、更新の必要性を理解しなければ、CMSであってもなくても更新なんてしないんですよ。
Webサイトを活用できている企業は、同時にCMSのスペック(長所/短所)もよく理解しています。
CMSは、サイト運用の効率を若干高める可能性はありますが、サイト運用がもたらす成果、利益を向上させるものではありません。
それを可能にするのは人が生みだす知恵であり、クライアントが我々に求めるのは、まさにそこです。
もしもエコウエブさんにそれが可能ならば、アプリケーションやツールはあなたの味方になることはあってもライバルにはなりませんよ。
サイト構築に携わるすべての人に求められるのは、クライアントに利益をもたらす努力です。
Webデザイナーとして何ができるのか、どう関わるべきなのか、答えを出すのはエコウエブさん自身ですよ。
いずれは、後進に道を譲って、ディレクションやプロデュースが仕事の中心になる時期だって来るんじゃないでしょうか。
ご参考になれば幸いです。