『今回のmixiのリニューアルについて』騒動

僕が参加し、コラムを掲載しているAllAbout Profileで事件がありました。 AAP読者から寄せられた質問に答えたある専門家のコメントに関し、火が付きました。
その後、すぐにAAPの世界を飛び越えて、「はてなブックマーク」に飛び火。
瞬く間に非難のメッセージが300以上も書き込まれたのですが・・・・

結果的には、AAPでのこの専門家の人気ランキングが急上昇。
約700名いる専門家の中で、堂々の第1位に輝いたのです！！（笑）
ビジネス分野で第5位と、こっそりランキングさせていただいてた僕なんか、この事件で圏外にふっとばされてしまいました。

非難が集中すると、一本の割り箸にまとわりつくわた飴のごとく、人が集まり、その火元見たさに、かの専門家のページにアクセスが集中。
結果的に、人気ランキング1位という、なんというか、火事焼け太りというか、火事丸儲けのような現象が起こってしまったわけです。

非難の集中砲火が結果的に、一人間の、一企業の認知度をドラスティックに向上させ、結果的には利益が発生するという、いかにもネットらしい口コミが発生しました。

その質問に、一人の専門家としてコメントした僕もこの『寺田シンドローム（僕がつけました）』の火の粉を多少なりとも受けた立場として、以下文章をAAPに掲載しています。

こちらが寺田シンドロームの火元：

尚、この事件の元になった、mixiデザインリニューアルに関してですが、専門家として自信をもって言わせていただければ、一部の神経質な利用者が騒ぎ立てるほど、設計もビジュアルもひどくはありません。 むしろ、情報弱者への配慮もなされ向上している部分もあります。
これだけ公共性の高いサイトは、利用者の好みで語られるべきではありません。


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マーケティングの視点からも、AllAbout Profileに参加する一人としても、とても興味深い事態が起こっています。
是非、AllAbout Profile事務局にも運営におけるケーススタディとして注視していただきたいですね。

チームデルタの谷口です。


Q&Aの中で言及できなかったこともあり、僕自身の考えを再度まとめる意味でコラムを掲載します。

mixiは、そろそろ若くて愉快なアイデアだけでビジネスする時期は過ぎようとしているんでしょうね。
上場企業となれば、コンプライアンスやCSRも意識しなきゃいけない。
大人になることを内からも外からも求められはじめている。

リニューアルの設計段階では、これまでになくシビアに、優先することと切り捨てることの拮抗があったんではないでしょうか。
最終的に落とされた成果が、特定の環境で混乱を招いたり、個人的好みから外れることをもって、即非難とはいかがなものかと思います。
指摘される使い勝手の悪さの一部にも、些細なことと思えることがあるように見えます。

ターゲット環境の選択やアクセシビリティへの取り組みが行われる中で、多くの利用者の要望からズレが生じたり、声をくみ上げたつもりが成果に結びついていなかったり。
この企業はまだ成長途上です。
利用者やファンによって育てられてきた企業ですし。


（株）ミクシィが利用者の声をどう聞き、サービスにどうフィードバックしていくか少し見守ってみるというスタンスもありじゃないですかね。


それにしても、はてブのみなさん、元気だなぁ（笑）。

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