常識があなたを支配する ~ Webマーケティングよりマーケティング #23
2カ月先から本格的に稼働するプロジェクトについて、まだ何となくではありますが、そろそろイメージを開始しています。 だいたい、最初は新しいクライアントのUSP。つまり、 ・僕のクライアントから買わなければならない明確かつ強力な理由 ・僕のクライアントが他社とどう違うのかを伝える独自の売り ・僕のクライアントにそれを可能とする力があることの証明、裏付け について、です。 もともと、このクライアントは、【○○○専門】を看板に掲げ、この○○○が実に時代を射抜いた素晴らしいニッチなんです。 これだけでも実は十分に素晴らしいUSP。これを前面に押し出すだけでも、たぶん売れると僕の経験値も太鼓判、です(笑)。 でも、それでは、僕の出る幕がないので、僕は僕なりにこのクライアントのUSPを考えています。 現在、午前4時2分。何で心地よいベッドを抜け出してまで、こんなノートを書いてるかというと、思いついたからなんです。このクライアントのUSP。 実は、僕は、この業界の、ある商品の【保障】について、以前から違和感をもっています。なぜなら、この【保障】が日本全国、判を押したように同じだからです。多少の違いはあっても、ほんとに微々たるもの。 実は、海外勢も同じような【保障】です。 そこで、この【保障】に『ワォ!』を加えてやろうというのが、今回のクライアントへの僕からの提案なんです。 もちろん、それが、クライアントのビジネスを苦しめるような結果をもたらすようでは本末転倒。でも、実は、この【保障】、20年も30年も現状維持のままなのですが僕は、これを、ずっと、この業界の勝手な都合、勝手に作り上げた常識だと思っています。 これを明かしちゃうとアイデアがアイデアではなくなるので多くは語れませんが、みなさんや僕のこれまでの経験に照らし合わせても、この商品自体の信頼性は非常に高いんです。 だから、大胆な『ワォ!』を加えても、このクライアントの利益を圧迫するとは思えないんです。たぶん、あってもわずかです。 従来のこの【保障】にちょっと手を加えるだけでたぶん、日本初、日本一のサービスになります。 しかも、この業界、実は消費者に【不安】や【不審】を抱かせていることでも有名。要するに、素人には不透明感ありありの業界なのです。 だから、それを一気に払拭するための今回の提案です。 クライアントの利益を決して圧迫することなく、顧客にとっては、これまでにない大胆な【保障】を提供することで業界他社にはできない、不安の払拭、そして、信頼の獲得。 5月の連休明けには、クライアントに提案してみようと思っています。 最近、僕は、こんなことを時々やります。 ノートに、僕の業界やクライアントの業界の常識を1つづつ書き出すんです。その業界において、常識と思われているこ と、常識と感じていること。 何のためかというと、【業界の非常識】を探すたです。 何で【業界の非常識】を探すのか、、それはもう決まっています。今だ誰もやっていないことを見つけ出すためです。 業界の常識、業界のルールは、業界の都合によって作りだされたものです。すなわち、業界の利益を守るためにあります。 そして、業界の利益は、往々にして顧客に不利益をもたらします。だとすれば、業界の常識、業界のルールの向こう側に は、顧客の本質的な要求が隠れていると考えられますよね。 でも、自分が今いる世界の常識を列挙するのは案外難しい作業です。常識は、僕らの世界観に根付いて、時に支配し、透明人間のように僕らを操りますからね。 新しい視点で目の前の世界を見直すことは、なかなか難しい作業かもしれません。 でも、これをやってしまう人がいます。世の中の多くの人が、【妥当】だと判断することを疑い、【限界】だと思われていた ことを、斬新な方法や独創的なアイデアで簡単に覆してしまう人がいます。 人よりちょっと冒険心が強く、壁を見つけるのが得意で、壁を乗り越えることを楽しむ人たちです。 今のままでも十分に心地いい家を出て、雨風に身をさらせば今よりも格段にエキサイティングな時間が待っていることを知る人たちです。 あえて自分が問題に取り組まなくても、たぶん世の中の誰かが解決してくれます。 不確実な選択をしなくても、「そこそこ」の毎日に安住することは可能です。 ささやかで確実なステップだって満足できるはずです。 波風を立てなくても、人は十分幸せに暮らせます。 でも、僕は、僕のいる業界、僕のクライアントの業界の常識に目を向けてみたいと思っています。 それが本当に常識なのか。 顧客の本質的な要求に応えられているのか。そんなことを、ちょこちょこと1日の中にたくさんある時間の断片を使っては考えてみたりしています。 みなさんもいかがですか?ご自身が属する業界で、常識だと思われていることをノートに書き出してみては? そうです、あなたが今いる業界の、です。 先ほども書きましたが、自分が今いる世界の常識を列挙するのは案外難しい作業です。常識は、僕らの世界観にしっかりと根を下ろし、時に僕らの頭を支配し、僕らを操りますからね。 さてさて、ここまで書くのに50分経過しました。誤字脱字がいっぱいでしょうから、これをfacebookにアップするのは後ほど見直してからにするとして、これからちょっと仮眠をとります。 今回も長い文章を最後までお読みいただきありがとうございました。