自分で言うより、言われたい~Webマーケティングよりマーケティング #7
多くの人には、
『言いたいこと』
『言いたくても、上手に言い表せないこと』
『言って欲しいこと』
があると思います。
これを、
彼らに変わって代弁する
もっと上手に表現する
言い当てる
ことができれば、彼らはきっと、僕らのことを
自分を理解してくれている人
自分と同じ気持ちでいてくれる人
自分の味方
と思ってもらえるんじゃないでしょうか。
何となく感じていることを、他人から改めて明確な言葉として示されることで、「はっ!」とすることが、みなさんにも少なからずありませんか?
それを僕らは「気づき」とか「目からウロコ」とか言うことがあります。
僕らの心には、往々にして他人の声のほうが大きく、より強く響くようです。
【それ】を自分で追求するよりも、他人から言ってもらうほうが心地良かったり、印象的だったりする場合が多々ありますよね。
そして、人は、【それ】を明示してくれる人、心の中に【事件】を起こしてくれた人に対し、自然に信頼を寄せるようになります。
【占い】や【宗教】に依存したくなる心理は、おそらく、こうした人としての特性に起因しているんじゃないでしょうか。
ビジネスにも、こうした人の気持ちの特性を知ることで結果が変わってしまうような重要なシーンがたくさんあると思います。
クライアントと良い関係を築こうとするとき、僕らは、彼らに、彼らが抱える、
【不安】や【疑問】や【問題】
を彼らに代わって、明快に、シンプルに、順序立てて伝えることが大切です。
それができれば、彼らは僕らを、彼らを支援するにふさわしい人、すなわち味方として認識し、最初の信頼を得られるはずです。
たとえ、解決策を提示する前であっても。
続いて、理論立てて、矛盾のない解決策を提示することができれば、僕らが選ばれない理由の多くは排除できるんじゃないでしょうか。
クライアントのそばにいること。
クライアントを理解していること。
そして、彼らの味方であること。
これらをきちんと言葉で伝えること。
そんな、言われてみれば、当たり前すぎることを、僕らは案外、し忘れたり、サボってたりしますよね。
言葉で伝えなければ信頼は得られません。
奥さんに少し言い過ぎたな、と1日中反省したとしても、言葉にしなければ、奥さんのご機嫌は決して直らないことになってるんです(笑)。
何たって彼らは、そして僕らは、
【言われなければわからない あるいは、言ってほしい生き物】
なんですから。