Vol.2 声がとどく
リサーチが始まりました。
サイト評価にはさまざまな手法がありますが、今回は、素直な「声」を大切にしたいと思っています。
今、こうして執筆している間にも、新しい声がたくさん届きます。
・サイトデザインについて
・使い勝手について
・行政の役割と市民サービスについて
・個人的好みについて
・サイト評価を通り越して公務員の職務についてなどなど(笑)
送られてくる「声」は単なるデジタル処理されたテキストに見えません。
声の大きさやトーン、そのテキストをタイプしている住民の方々の表情が見えるようです。
切実な言葉、手厳しいご指摘、励まし、そして、冷静な評価。
みなさん、やはり、住まわれている街が好きなんですね、きっと。
安心しました。
リサーチの次には、分析、そして定性評価を経て、リニューアルに向けて企画・提案に進むのですが、その時々で僕らのモチベーションにも変化が起こります。 冷静に分析しながらも、集まるデータ=「声」が伝える温度には影響を受けます。
若い方が年配者を思いやる声、叩かれることの多い行政の前線で働く職員を励ます声、住民になったばかりで不安の声、行政と市民の関りを生活観たっぷりに表現した声。 そして、プロ顔負けのユーザビリティ評価の声。
生の声の影響は、デジタルになっても色褪せませんね。
今、530通の声に目を通したところです。
まるで530人の方々とお話したかのごとくリアリティを実感します。
今、僕は、多くの住民の方々が、リニューアルされたトップページを見た瞬間の表情を想像します。
それを目にする多くの顔を「へぇ、よくなったじゃん」って表情に変えていくために、僕のイメージは少しずつ仕事をはじめました。
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