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お客様メッセージ1
MESSAGE
ご担当者 | 新製品開発課長 吉岡和重様 |
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サイト名 | コンクリート製品の千葉窯業 |
URL | http://www.chibayogyo.co.jp/ |
まず、インパクトがあること。
業界イメージからかけ離れていること。
感情に変化を与え、波立たせること。
当社のサイトリニューアルは、そこからスタートしました。
成長する企業にとって最も危険なのは、【あたりまえ】や【常識】がモノサシになってしまうことです。
同じく、人は、
【それは聞いたことがある】とか【既に知っている】
そう思った瞬間から学ぶことができなくなってしまいます。
千葉窯業が目指したいのは、
【我々の業界の先、業界の常識の壁の向こう】
でした。
もちろん、そんなコンクリート製品はありません。
でも、チームデルタさんは、次期サイトのコンセプトをそんなイメージで表現してきました。
【常識】からは新しいスタートはきれません。
【できない】を前提に、新しい発想は生まれません。
【世の中の発明の90%】は、既にあるものの組合せから生まれると言われます。
イノベーションは【否定する人】のところにはやってこない。
私たちは、そこからスタートしたいと思っていました。
デザインには常に好き嫌いがつきまといます。
ですが、シンプルで強いメッセージを表現するには、こういうデザインがふさわしいと思いました。
何かを尖らせたり、シンボリックに強調したりしないと、当たり障りのないデザインでは、人の心を揺さぶったり、感動させたりはできませんよね。
私たちは、
からスタートしたわけですから。
サイトは顧客、取引先、就活学生といった外部にも、社員を含めた内部にも影響のある媒体で、その中で語られたことは、社としてのコミットメントです。
当社のこれからのスタンスをはっきりとさせて、まずは自社内から、そしていずれは、広く業界全体に対するイノベーションにしたいと強く思っています。
その最初のアクションが、今回のサイト構築でした。
このプロジェクトを進めるためのパートナーには、チームデルタさんしか考えられませんでした。
お願いするのは、谷口さんと最初から決めていました。
谷口さんのセミナーには、既に数年にわたり参加していました。
その間に感じたのは、彼の話は常に『本質』の追求であり、見せかけのノウハウではない、マーケティングの『本質』を問う姿勢でした。
少なくともWebマーケティングと戦略についての相談相手としてはベストでした。
だから、社内の稟議を取るにも、他社との比較は一切することなく、少々無理にでも押し通すことができました。
『伝える』ことにおいて、企画、執筆、デザイン、いずれの要素も他社とは比較にならないくらい深く考察されていましたから。
当社次期サイトは、谷口さんからの提案をベースに以下の目的を持たせることになりました。
競合他社から一歩も二歩も抜きでたブランドを形成し、社員も含め、当社に関わるすべての人へ新しいメッセージを伝えること
を意図しています。
このサイトにおける最重要コンテンツは、【製品】ではありません。
当社は、コンクリート製品を開発、製造、販売することが本業ですがあえて新サイトでは、【製品】の比重をうんと下げています。
なぜなら、他社と類似の【製品】の名称、写真を羅列しても差別化を図れないからです。
今回のリニューアルの目的は、【製品】を売ることではないので、勝負どころを【製品】にはしていません。
このあたりの戦略立案にも、チームデルタさんに大いに関わってもらっています。
製品の価値を知っていただき、売上に貢献する企画も同時にチームデルタさんと進め、実は、このサイト以外にも、製品やその性能に関する認知を深め、販売へと繋げるためのサイトを構築しています。
こちらのサイトについては話がややこしくなるので、はしょります。
当社新サイトにおける最重要コンテンツは、
です。
ページ数も、制作コストも、ここに最も時間をかけました。
もちろん、上は社長から、下は新人まで、全社的な取り組みとして進めました。
私たちが、お客様に対し、社会に対し、未来の社員に対し、自分たちの事業をどう捉え、何をしようとしているのか、人の生活にどう貢献していくのか、もう1度、全員で考える機会にしたいと考えました。
そして、メッセージを発信しました。
私たちの【想い】をチームデルタさんに伝え、彼らが明快でわかりやすいメッセージに整えてくれました。
もともと、2012年度のリクルートシーズンに向けて公開する予定でしたが、少し時期が遅れたせいもあり、こちらに関しては、現時点(2011年11月)で明確な成果は把握できていません。
新サイトの効果かどうかは明確ではありませんが、会社説明会に集まってくれた学生が約3倍になりました。
新サイトには、今後もリクルートでの効果を大いに期待していますが、実は、あまり意識していなかった方面で大きな効果が生まれつつあります。
予測しなかったことが起きました。
サイト構築の目的は、あくまで、
でした。
しかし、実は、サイト構築に向けた取り組みは、社内のあちこちで以下のような効果を生み出しました。
これは、サイト構築のプロセスを通して、チームデルタさんが、現場を中心にあちこち取材することによって、社員の多くがサイト構築に興味を持ったこと、そして、同じく彼らから提示された質問(一人一人の仕事との関わりを中心とした質問でした)に答えるために、多くの社員がそれに取り組むことをきっかけに生まれたんだと思います。
サイト構築という事業は、結果的に多くの社員が、自社の業務や自分との関わりを深く見直す機会を作り出すという、期待していなかった成果をもたらしました。
結果的に、各部門の壁が低くなり、経営者、中間層、若手のコミュニケーションが増えました。
また、自社の良さがわかった、とか、自社のことをもっと好きになった、といった声が出たことも見逃すことのできない成果だと思います。
(この文章は、2011年11月までに吉岡様から寄せられたメッセージや感想、成果をご報告いただいたメールなどを元に当社で編集しています)