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世界初! でも評価は「C 」 〜 Web マーケティングよりマーケティング #28

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COLUMN

世界初! でも評価は「C 」 〜 Web マーケティングよりマーケティング #28

 

実は僕の頭の中では、アイドルと言われる人たちの名前と顔がまったく一致しません。だから、テレビ番組に出演する可愛いアイドルや 彼女たちに関する話題にもほとんどついていけないんですが、そんな折、アイドルに関して、最近、少しだけ興味を持ち始めたことがあります。

いや別に、好きなアイドルができたとか、 コンサートやイベントに出かけたとか、握手したとか、そんなんじゃないんです。

 

 

 

僕の興味を引かれるのは、彼女たちに関するマーケティングのお話。

 

 

 

 

アイドル × 農業

 

 

 

昨今、インディーズや街おこし系も含め、少々乱立気味(とのこと)のアイドルユニットではありますが、ここ1,2年、「農業」をコンセプトに取り入れたアイドルユニットが目立つようになってきたように思います。

みなさんも一度くらい、耳にしたことがありませんか?

 

 

 

例えば、

 

 

 

”一緒に農業できるアイドルユニット””アイドルが山梨の農業を救う”を活動コンセプトに掲げた二人組の【ぶどう党】

 

 

 

収穫量日本一のいちご「とちおとめ」に、品種改良された「なつおとめ」の品種番号「栃木25号」をかけあわせたご当地色たっぷりの PR ユニット【とちおとめ25】

 

 

 

地元青森の活性化と青森りんごや地元特産品PR を担う農業活性化アイドル【りんご娘】

 

 

 

などなど。

 

 

 

つい先日も、

 

 

 

「4人組女性グループ「AeLL.(エール)」、地元NPOと組んで、遊休農地再生の取り組みを開始」

 

 

といったニュースが掲載されていました。

 

 

 

「アイドル」、「農業」。いっけん、遠く離れた、決して馴染むことのなさそうな「アイドル」と「農業」が、何故に、何を目的にくっついたのかと考えてみれば、そこには、

 

 

 

【自分たちで解決できないことを自分たち以外の人たちの手を借りて解決する】

 

 

という、マーケティングによるレバレッジの存在に気づきます。 

 

 

 

自治体や農業関係者は、

 

 

 

・若い人たちの農業への興味喚起

・農業担い手不足の改善

 

 

を期待し、

 

タレントサイドでは、

 

 

 

・より緊密なファンとの関係構築

・月並みなアイドルユニットとの差別化

 

 

が可能になります。

 

 

 

 

農業の現場で、アイドルとともに汗を流す時間は、ファンにとって思いがけない気づきを得る体験になるかもしれませんし、こうした地元密着型、ご当地系アイドルであるが故に、彼女たちの成長に自分自身も関わってきた、あるいは自分たちが育ててきたという、より強いファン心理を味方にした関係構築は、仕掛けた双方の思惑に一致するわけですね。

 

 

 

 

大きなビジネスチャンスは、業界の常識や業界のルールあるいは売り手の論理を打ち破った先にあるとよく言われます。あるいは、イノベーションは、異質なものとの接触から生まれることが多々あります。ブレイクスルーは、ちょっとしたキッカケを起点に起こります。

 

 

 

 

パンは、紀元前2,600年には焼かれていたと言われます。

肉は、そのはるか前から食べられていました。

が、、、ハンバーガーが登場するのは、それからずっと

ずっと先のことです。

 

 

現代の水洗トイレは1775年に発明されましたが、トイレットペーパーが登場するのは、その先約80年後の1857年のことです。

 

 

 

今、当たり前すぎることも、それが生み出される前、それはこの世に1つとして存在しなかったし、長い間、それについて誰一人気づくことがなかったのです。

そしてそれに気づいた人は・・

 

 

 

 

 

 

FedEX という会社、みなさんもご存知ですよね。物流サービスにおける世界最大手の企業です。

 

 

創業者のフレッド・スミスは、学生当時、

 

 

 

『6箇所の空港を繋げば15本の航路がいるけどそのうち1つをハブ空港にすれば、5本で済む』

 

 

 

という、流通に関するレポートを書いています。これが彼の手によって大学に提出された時、当時の教授はこれを「C」と評価(日本では「可」程度の評価でしょうか)したそうです。

 

 

 

 

しかし、このシステムこそが、アメリカで最初に、あの広大な国土のほぼ全域でオーバーナイトデリバリー(翌朝配達)を可能にし、FedEX をわずか30年で世界最大の物流企業に成長させた原動力になったことは有名な話で、この システムは後に【ハブ&スポーク】と呼ばれるようになりました。

 

 

クロネコヤマトの宅急便の生みの親、故小倉昌男氏は、

 

 

「宅急便はこのハブ&スポークを参考にした」

 

 

とのちの自著の中で語っています。それほどまでに、物流業界に与えたインパクトは大きかったということですね。

 

 

 

 

 

でも、、、実は、【翌日配達】を可能にするシステムはFedEX が開発するはるか前からあったんです。

 

 

何だと思います?

みなさんもイメージしてみてください。

おわかりになりましたか?(笑)

 

 

 

 

FedEX よりもずっと前から、【翌日配達】を実現していたシステムとは・・・

 

 

 

【手形交換制度】です。

銀行間の貸借を清算する仕組みで、小切手や手形を扱う方々のみならず、多くの方が一度くらい聞いたことがあると思います。

毎日毎日店舗に持ち込まれる小切手、手形をいったんすべて手形交換所に集めて交換し、金融機関同士の債権債務の差額を決済する仕組みであり、これが、フレッド・スミスの【ハブ&スポーク】の原型になったと言われています。

 

 

 

全米の小口荷物の配達のほとんどが航空輸送されていないことに気づいた彼は、『ジェット機で運べばいいじゃん!』と、学生時代から飛行機を操縦できたいかにも彼らしい発想で、この【ハブ&スポーク】システムを全米に張り巡らされた航空ネットワークの上に構築したのでした。

 

 

 

 

 

物流業界に驚くほどのイノベーションをもたらした彼のアイデアも元を正せば、まったく別の業界において、とっくの昔から日常業務になっていたわけですね。

 

 

 

 

ちなみに、大学で「C」の評価しか得られなかった彼のレポートは、今も FedEX 本社に飾られているとのことです(笑)。

 

 

 

 

 

 

業界の常識、業界のルールの向こうには、まだまだたくさんののどを渇かして冷たい水を待ち望んでいる人たち、すなわち、未開拓な市場がたくさんある、ということなんですね。

 

 

 

心の箍(たが)をはずして、常識や組織のパラダイムから抜けだして、自らのビジネス、クライアントの真の要求について改めて探究してみる時間を持ちたいものです。

 

 

 

 

実は、マーケティング、コンテンツ制作を主業務としているチームデルタでは、同業他社さんがまったくやっていない、あるいはやろうとしないコンテンツ企画・制作手法を有していますが、これらをチームデルタが持ちあわせていないスキルを持つ、まったく異なる業界の力をお借りして、(もちろん、彼らにとっても断りようがないほどのメリットを提供しながら)、ビジネスにレバレッジをかけていきたいと思っています。

 

 

チームデルタ初のジョイント・ベンチャーとして育ってくれればまたみなさんにもシェアしたいと思います。

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