反省してももう遅い～悪質被リンクの呪縛
実は当社の実験（調査）用サイトで、被リンクに関するテストを行っていました。
こんにちは。
チームデルタの谷口です。
有料の被リンク、無料の被リンク、自動登録で得られる被リンクなど、まぁ言ってみれば被リンクを求める人に向けて作為的に（不正に）被リンクを提供するためのリンクファーム（を作り出してる人（業者））から、ロクでない被リンクを手に入れまくりました、テストの仕込みとして。
その数、約10,000。
これくらいロクでない被リンクがあればテストの結果の曖昧さもほぼ排除できるくらいの数じゃないかと思います。
このテストを始めたのには１つの疑問があったからなんです。
例えば、SEO対策として、被リンクを短期間に大幅に増やしたA社が、僕のような正しいSEO対策の伝道師に導かれて心改め、正しいSEOの道を歩もうと改心したとします（笑）。
それで、有料で購入した契約を解除し、無料で登録した被リンクにも可能な限り解除リクエストを出して、さて、これからは、
・決して悪質で作為的なSEO対策には決して手を出しません
・訪問者に有益な情報を継続して提供することを心がけ
・適切なサイト構成、文書構造に基づき
・顧客の視点に立ったコンテンツ制作
に徹することを誓いますと、気持ちも新たに精進したA社でしたが、ネットの世界は、こうして改心した人に対してことのほか残酷なようですよ。
なぜなら、、、、悪質なリンクは、あなたのサイトにいつまでもリンクを張り続けるんですから。。。
解除依頼後、半年間放置してわかったことは、
・お金の支払いを停止したにも関わらず、
・解除依頼を出したにも関わらず
・リンクの多くは解除されない
ということでした。
無料で登録できる被リンクがこうなることはある程度わかってました。
結局、リンク削除の手間ってわずらわしいですからね。
ですが、有料でリンクを提供する一部の業者においても同じことのようです。
結局、被リンクを提供しても、しなくても、業者にとっては同じこと。
莫大な数のリンクを集める仕組みをもったリンクファーム式被リンク販売業者にとっては、売れた分だけが唯一の収入であり、支払いを停止された客向けリンクの削除はやはり手間なだけなのかもしれません。
被リンクを提供してもしなくても、業者の収支に影響はない、そんな程度のサービスなんでしょう、有料被リンクなんて。
でも考えてみれば、これってとても怖いことです。
だって、被リンクを入手したが最後、いつまでたっても、悪質な被リンクの呪縛から逃れることはできないわけですから。
そして、もっと怖いのは、他人が勝手に特定サイトに向けて、悪質な被リンクを大量に張れることの可能性を残していることです。
そのサイトがいずれペナルティを受けて、何らかの被害を受ける可能性を否定できません。
最悪、特定ページのインデックス落ち、、ってことも。
その被リンクが、自ら知らないうちに張られた他人からの悪質な被リンクなのか、自ら望んで入手したものなのか、適切に切り分けるロジックをYSTやGoogleが今の時点で実装しているとは思えないんです。
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