小さなサイトの差別化戦略 #1 ~ ビジネス戦略
少し前に僕がプロデュースを担当した、わずか10ページ程度の小さなサイトがあります。
そのクライアントから突然、
『お礼がしたいです!』
ってメールがあったんで、何のことかと思えば、サイトから大きな成果が上がっているとのこと。
僕らにとって、成果のご報告は何よりの励みであり、喜びです。
早々にうれしい声をお聞きするために出向いたついでにしっかりご馳走にまでなってきました。
こんにちは。
チームデルタの谷口です。
小さいとは言っても、当社のサイト制作業務の核とも言える、
・調査
・取材
・撮影
・戦略立案
に手抜かりはありませんよ。
調査と取材だけでも1週間要しているくらいですから。
この若きクライアント(まだ20代です)とは、彼が大学を卒業して間もない頃からのおつきあいですが、卒業と同時に起業するくらい、若くしてビジネスに大きな展望を抱く彼が、かつて僕に話してくれたのが、今回のサイト構築に繋がる、『無料ビジネス』についてでした。
日本の未来にまだまだ夢を描けた時代、実は、『ピアノ』がたくさん売れたんです。
そして今、日本製のピアノ生産量は激減しています。
みなさんのご家庭に、既に使わなくなった古いピアノ、ありませんか?
彼がまず目を付けたのは、この『家庭に眠る古いピアノ』でした。
多くのご家庭では、既に使わなくなっている古くて大きな家財である『ピアノ』の扱いに困られている、という現実があります。
『ピアノ』は大きく、また取扱いがデリケートなため、個人で処分するには手に余ります。
マンションから運び出す場合は、クレーンすら必要になるケースがあります。
ですから、引き取り、搬送、処分には大きなコストが必要で、お困りの方々が多いそうです。
彼が描いたプランは、こうした、処分に困った古いピアノの『無料引き取り』でした。
大きなコスト負担がネックになって、手放したくても手放せない、処分したくてもできない古いピアノを、
『全部丸ごと無料でお引き取り!』
するのが彼が立ち上げたビジネス。
もちろん、営業はWebサイトのみです。
重くて場所を取り、処分に困っていたピアノ、、、それを丸ごと無料でお引き取りするという彼のビジネスには確かに潜在顧客がいそうでした。
僕の調査でも、そのあたりの需要はありそうで、ビジネスは十分に成立しそうに見えたんです。
ある1つのことが判明するまでは。。
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