質問者│
現在取引のある開発業者さんと開発単価に関する交渉をしています。最近の見積もり方法としてファンクションポイントなどによりあまり単価が意味をなさなくなってきていると聞くものの、金額を算出するには最終的に単価がかかっていることからなんとか単価を下げたいと思っています。
しかし、これまでの開発において品質には文句がないので、あまり交渉が難航することで変な空気にはしたくないと思っています。また、ある程度定期的な開発が必要なことと、オンラインシステムのため保守も請け負っていることから、単純に他業者への移管などを考えて進めることも難しいと思っています。
こういう場合は他業者と比較する以外に交渉する術はないのでしょうか?
ちなみに1人月=140万です。最近はあまり見ない単価だと思うのですが。作業はオンラインシステムの開発、保守業務のみです。
品質に文句がなく、関係に変な空気を生じさせたくないんですよね。
ということは、この業者さんは、貴社にとって大切なパートナーの立場にあるのでしょうから、他業者との単価比較やそれを前提にした交渉はすべきではないと思います。
こんにちは。
チームデルタの谷口です。
両者がこれまで良好な関係を築いてきたのなら、なおさらです。
単価であろうが、機能基準の課金であろうが、金額の設定においては、相手方にも正当な理由があるはずですからね。
こんな時代ですから、悩めるリーダーさんへのプレッシャーもあることでしょう。
ですが、他社との比較が前提では、相手には決していい印象を与えませんし、結果的に交渉を困難な方法へ進めてしまうことになりかねません。
相互において大切な存在であるならば、必ず落としどころを見つけられると思います。
貴社の、そして、悩めるリーダーさんの抱える課題と実情と下げ幅について、誠意をもってお話されることがなによりだと思います。
人月単価は各社で大きな幅があります。
ですが、金額を中心に据えた選択は、後々かなり大きなリスクを負うことになります。
客観的にみて、信頼のある開発会社であれば、この単価は決して高額だとは思えません。
企業間での金額交渉はどのような業界でもあることです。
両者間で誠実にじっくりと交渉されることをお奨めします。
ご参考になれば幸いです。