ブリッジSEになるためには | (株)チームデルタ 千葉 東京

ブリッジSEになるためには

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Q:ブリッジSEになるためには

質問者│女性(中国人)

オフショア開発会社で働いているテスター(中国人)です。
実は大学で経済学を勉強しましたが、IT業に興味があって現在の会社に入社(今年入社一年目)しました。
ブリッジSEを目指していますが、把握すべきことはいったい何かまだはっきりしていません。
韓国語がしゃべられるから、できたら対日、対韓オフショア開発業界で活躍したいと思います。
お忙しい中、ご迷惑かけて申し訳ありません。

最近はjavaについて勉強していますが、会社の先輩たちにブリッジseになるにはコーディングより業務知識だけでよいといわれました。
コーディングはプログラマーに任せばいいから。
でも、なんか不安です。
やはりコーディングを勉強したほうがいいですね。

A:まさにブリッジSEにぴったりです

中国だけでなく、韓国語、日本語を駆使できるだけでなく、文化や生活習慣まで、僕ら以上に深く理解されているヘブンさんにはたくさんの可能性があると思います。


こんにちは。
チームデルタの谷口です。


僕はサラリーマン時代、オフショア開発の先駆的企業の現場にいて、中国、韓国、インドのスタッフと関わっていた経験があります。

オフショアの発注側のメリットはいうまでもなく、安価な労働力をたくさん獲得できることです。
そしてデメリットは、先方の技術不足だったり、言葉や習慣の違いから生じるコミュニケーションの不足や理解のズレが原因で起こる納期や品質に関するトラブルですよね。

だとすれば、発注者、受注者の間で、メリットを伸ばしデメリットを低減するための調整役は、ヘブンさんにぴったりです。
「調整」は誰かがしなければならず、「こちらの常識」、「あちらの非常識」の埋めあわせ、すり合わせはプロジェクトの成否にも関わります。
まさに、ブリッジSEの業務領域ですね。

ものごとの多くはトレードオフですから、「最良」はありえません。
ブリッジSEの役割は、よりよい状態にバランスさせることだと思います。

「調整」が最も必要になるのは、仕様決定までの時間と、バグ取りが始まってからです。
ものすごい労力と精神力が必要になります。
もちろん、言語と開発技術の習得は必須です。

それから、いかなるSEになるとしても、システム開発の本質は、

『業務のコード化』

であることを忘れないでください。
そもそもSEとしての技量がなければ、オフショアもオンショアもないですからね(笑)。
書けって言われれば、そこらへんのプログラマーにも負けないくらいのコードが書けるスキルを最初の数年で身につけることも、将来にわたってヘブンさんを助けてくれると思いますよ。


SEの条件に開発経験は必須ではないとの意見はよく聞きますが、プログラマーにしてみれば、開発現場を知らないSEとはご一緒したくないのが本音じゃないですかね(笑)。

開発業務や開発現場を知ることなく ”システムエンジニア”を名乗る人たちを僕はどちらかというと、「認めない」派です。
エンジニア職ですからね。
営業職でも事務職でもないわけですから(笑)。

ましてや、ブリッジSEとなると、開発がわからないんじゃ、”ただの翻訳係” になってしまうんじゃないですか?
オフショア故に、開発途上で発生するトラブルの解消に向けて、あなたがどう動けばいいかイメージしてみてください。

開発案件の業務(と専門性)を理解し、両国間の言葉を理解するだけで十分だと判断しますか?


ご参考になれば幸いです。

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