質問者│大阪府・男性・26歳
はじめまして。
私はニュージーランドのとある小規模な日系企業に勤めております。
会社は3つの都市に拠点を持っており、その3拠点をVPNで結んでおります。他の2拠点はファイルをシェアする際には私の拠点へアクセスしなければなりません。
経緯を話すととても長くなってしまうのですが、私の会社には1つの拠点に2台のサーバーがあり、1つはファイルサーバーでもう一つはメールサーバーの役割を果たしております。
しかし、これら2台のサーバーは購入から既に5,6年が経過しているものと思われます。私は入社してまだ2年目なのですが、会社側のサーバーなどのネットワーク管理が全くされておらず、今まではニュージーランドのITの会社に任せていたのですが、信頼できる対応をしてもらう事が出来ず、この4月から日本人の方にお願いをしております。
今回、その日本人の方の勧めもあり、この2台のサーバーを廃棄する方向に話が進みつつあります。今後は最近登場したDrop Boxやホスティングサーバーなどを使用して運営していこうと話をいただいております。
さらにVPNも廃止し、ADSL回線による安定した運営とシンプルなネットワーク構築を提案していただいております。
ただ、他の社員さんが他ニュージーランド人のITコンサルティングの方に相談をしたところ、その2人とも「なぜサーバーを廃棄するのか分からない」と今後も持ち続けるべきだとの話でした。
他のスレッドでサーバーを持つことに関してのメリットやデメリットのお話を見させていただいたのですが、日本の小規模な会社(20人以下規模)の場合はどのようなネットワーク構築をされている
場合が多いのでしょうか? それと現在、日本のITの方に提案していただいているこの提案に関してはどのようにお考えになりますか?
宜しくお願い致します
サーバを外に出す、すなわち、ホスティング業者に依頼するのが賢明だろうと思います。
こんにちは。
チームデルタの谷口です。
サーバを自社内に置いて、安定稼働させるには、自社内で賄おうが、業者に委託しようが大きなコストがかかりますよね。
企業規模が小さくなればなるほど、経費に占めるサーバ維持管理コストの割合は大きくなる傾向にあるのではないでしょうか。
ですから、メールやファイル共有といった貴社の要望を満たすホスティング業者がありさえすれば(いくらでもあると思います)、そちらを利用されるほうが有利です。
圧倒的にコストが軽減できると思いますよ。
その必要があるのならVPN回線で各拠点からアクセスする方法もあります。
ただし、企業内のネットワーク環境、システム環境というのは、個々の企業の事情により、実にまちまちです。
たった1つの小さなリクエストを満たすために、ホスティングができず、自社内でサーバを運用するケースは多々あります。
そういった、ホスティングのメリットをどうしても享受できない事情のあるサーバ運用というものは世の中にはたくさんあって、当社でもそうしたサーバを複数お預かりしています。
中には、9年間トラブルなしで稼働しているサーバもありますが、これは割合ラッキーなケースです。
障害による損失の大きさにもよりますが、5年を経過したサーバは、そろそろそれなりのリスクを抱えているのも事実です。
サーバをホスティングすれば、そうしたリスクの多くがなくなります。
貴社に特別な事情がない、または、他の方法でそれらをカバーできるのであれば、外出しされることをお奨めします。
ご参考になれば幸いです。