質問者│
コーポレートサイトとコーポレートサイト以外にターゲットを絞った販売サイト、情報提供型の専門特化ホームページを持つ企業がありますが、複数持つことの意味を教えてください。
また、それぞれの役割や、集客におけるメリットなどについて教えてください。
IRサイト/商品サイト/コミュニティサイトを作る作らない、そして、それらを分割する/しないは、ブランド戦略次第です。
こんにちは。
チームデルタの谷口です。
特に、情報量、商品/サービスカテゴリ数、企業規模が大きくなるほど、役割分割に結びつく傾向にあるかもしれませんね。
ネットショップのみを経営する企業ならば、企業情報よりも、インパクトのあるサイト名/ドメイン名で認知を図り、商品の有用性を伝えることが最優先です。
Yahoo!(R) JAPANは、サイト名/サービス名であり、社名ではありません。
企業情報については地味にサブドメイン化しています。
サービス名と企業名がほぼ同一ワードで認知されているから、これで問題ないのかもしれませんね。
松下電器産業(既にpanasonic.co.jp !)は、IRサイトに加え「ナショナル/national.jp」と「パナソニック/panasonic.jp」両ブランドを擁し、それぞれのサイトに商品情報を展開しています。
両ブランドは、十分に認知され、ブランドイメージに基づいた棲み分けも計られています。
ソフトバンク(softbank.co.jp)は、移動体通信事業、BB事業、固定通信事業、メディア事業など幅広く手がけています。
今、この企業を象徴する移動体通信は、softbank.jp というドメイン。
固定通信事業は、softbanktelecom.co.jp。
BB/イーコマースは、softbankbb.co.jpと、異なっていてもグループ各社の事業の多くが、ドメインに”softbank”を含め、例のロゴの下、ブランド構築を進めているようです。
ブランドが一人歩きしている松下と、グループアイデンティティーの統一を計ろうとするソフトバンクとでは、ブランド戦略に違いがあり、その結果、ドメインの展開も影響を受けているように見受けられますね。
ブランド戦略がもたらす結果として、ドメイン分割や複数サイト運営は今後も増えると思います。
ご参考になれば幸いです。