質問者│
郊外で輸入雑貨を取り扱う小さなショップを経営しています。
3年前に業者に委託してお店のホームページを制作したのですが、多少テキストの書き換えをするぐらいで、デザインを変えたり、ページをつくったりすることがきないため、最近は自分のブログをホームページ代わりに情報発信をするようになってしまいました。
サイトの情報もだいぶ古いので、ホームページを閉鎖してブログ一本にするべきか、お金をかけて再度リニューアルすべきか迷っています。
ブログですと、更新しやすい一方で、過去のコンテンツは見てもらえないので、お店の公式サイトとして使うには、正直不満もあります。
あまり有効に活用できていないサイトをリニューアルすべきか、閉鎖すべきか、専門家のご意見をいただければ幸いです。
今、あなたが抱える課題の本質は、サイトにするかブログにするか、といったツール選択ではありません。
こんにちは。
チームデルタの谷口です。
判断の基準は、あなたの経営戦略におけるネットの位置づけと重要度、ではないですか?
ネットショップは生半可なスタンスでは決して利益を生みません。
一顧客の獲得コストはますます膨らんでいます。
ビジネスとして成立しているネットショップは、すべからく、多くのコストが投入されています。
そして、ご想像以上の運営ノウハウが必要です。
今ここで、ブログか、サイトリニューアルかで悩んでいるあなたが、その中で競合するには少し力不足かもしれませんよ。
だから、今すぐのリニューアルは、あなたのビジネスの何か1つでも保障してくれるものにはなりません。
サイトの存在が企業価値(=ショップイメージ)を下げることは多々あります。
その典型が、更新されないまま放置されたサイトです。
あなただってそうでしょう?
そんなショップで買い物する気になんてならないですよね。
やる気のないオーナーの店で買いものするほど、日本のネットショップは不足してはいませんから。
ブログからサイトへと閲覧者を誘導できても、成果を生みはしないでしょう。
求められるのは、更新が便利になるツールではなく、経営者(=ショップオーナー)の戦略への取り組み方なんです。
リニューアルにはより多くのコストが必要になります。
でも、成果を生む可能性はわずかです。
それでもなお、ネット利用に価値を見出されるなら、先行する競合と向き合い、運営ノウハウを学び、勝ち抜ける戦略を立ててください。
まずは、早急に現在のブログで最低限の手ごたえを掴むよう努力してみるのも方法です。
リニューアルするのは、その後でいいと思いますよ。
ご参考になれば幸いです。