男にできる？
僕ら男には容易にマネのできない、しっかりと地に足のついた生き方があるんだなぁ、と先日、実感したところです。
こんにちは。
チームデルタの谷口です。
先日、アスキーさんと佐川フィナンシャルさんの共同企画「インターネットでお店をやろうよ！」
の編集に協力しました。
ほんの少しですが、こんな形でお話をさせていただいたり。
「全国のショップオーナーを刺激する情報マガジンKiller Pass VOL.10:」
「全国のショップオーナーを刺激する情報マガジンKiller Pass VOL.13:」
この企画で知ったのが、「益子焼のネットショップ『和食器販売～樂raku～』店主関口むつみさん」
２００４年にブログを使ってネットショップを立ち上げ、既に年商数千万円。
全国の主婦をターゲットに、安価な和食器としての益子焼のみを扱うという明確なコンセプトのもと、ブログによるネットショップ運営の先駆者としてご活躍です。
デザインも、コンセプトに忠実に、ほっこりと優しく、明らかに３０代以上の女性向けテイスト。
『割れないプラスチック食器ではなくて、
割れるかもしれない器を大事にする心を小さな子どもに』
こんなメッセージが、このサイトからはうかがえます。
何かいいでしょ？
小さな子ども３人と格闘しながらのショップ経営。
男の僕らに想像できますか？
子育てってある時間内にまとめることなんてできないですよね。
場合によっては待ったなし。
スケジュールなんて立てられないです。
それでも、彼女は明確なコンセプトの元、SEO対策、PPC広告によるプロモーション、ネットショップオーナーとの情報交換、主婦層への浸透を狙ったリアルマーケティングもからめて着実に実績を積み重ねています。
サイトを見てみてください。
ブログ構築を含め、グラフィックス制作以外、すべて彼女のお手製。
イメージ戦略、集客、ファン心理醸成に向けた数年にわたるトライ＆エラーの成果が手に取るようにわかります。
そこらへんの業者にはマネできない工夫も見てとれます。
不利な環境が知恵を絞らせ、顧客のハートをがっちりと鷲掴みにするまでの道筋には、深く深く学ぶことが多いもの。
そして、最も大切なこと。
それは、このオーナーが、自身、益子焼を愛してやまないことを、決して作為的ではなく、さりげなく、そしてしっかりと伝えていること。
地に足がついてる。
だから、サイトから『安心』を感じ取れるんです。
それでも、途中には大きな悩みもあったそうです。
ネットショップが成功するに連れ、家中、益子焼で溢れたとか。
1日数百個を発送しなきゃいけない。
それも子育てしながら。
仕事が災いして家族とのトラブルも発生したそうです。
そうしたこともあって、自ら商品を抱えず、特定の仕入れ先から直接顧客へ発送するドロップシッピングに移行する決断をしたとか。
経営的には決して有利な選択でないかもしれません。
でも、今、自分に与えられた環境の中で、できることに集中していくことを選択した彼女。
経営者としてのセンスと潔さを感じます。
自らをマーケッターと呼ぶ男性諸兄殿。
あなたの言葉は『ほんもの』ですか？
大きなことを成してるような気がしてるあなた。
それって、あなたでなければできないことですか？
そして、セミナー・講演でしゃべってることを１００％実践できてるか？ ＞ 自分
週に5回くらいごはんを作り、週２回は奥さんの弁当を作る僕ですが、自戒を込めて、とてもかなわないなぁと（笑）。
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