言葉の権威 .VS. ビジネスに取組む姿勢 #1
IT/Web業界は、とかく言葉が一人歩きしがちな世界。
馴染みのない言葉(が意味する考え方/ツール)であるが故に、その活用の可否に戸惑われる方々も多いのでは?
明けましておめでとうございます。
チームデルタの谷口です。
ネットのビジネス利用においては、簡略化された用語や聞きなれない言葉が世の中を闊歩しています。
これは今に始まったことではないですし、新しい言葉や考え方で溢れかえることに戸惑うのは、決してあなただけじゃありません。
あなたがすべきことは、知らない言葉に戸惑うことではなく、それらを口にする人のビジネスへの取り組み方を探ることです。
「当社に利益をもたらす人間なのか」
と。
この業界に20年近く身をおく僕にだってさっぱりわからない言葉は多々あります(笑)。
言葉なんかに臆することはありません。
一部には中身のない実に浅はかなものもあります。
マーケティングにおけるそれらの中には、江戸の商人たちがとっくに体感/実践していた、いにしえの考え方/知識に、ちょろっと現代風にアレンジした服を着せた程度のものだって多くあります。
まことしやかに、これら用語で「武装」する人は相変わらず多いですね。
彼らから、どこかしら、胡散臭さを拭い去れない理由は、実務として責任を負うことよりも、言葉を並べ立てることに注力してしまう業界体質にもあります。
僕も反省すべきところは多いです。
言葉もツールも、それ自体、利益を生み出すことはありません。
企業に利益をもたらす可能性は、ユーザー心理を読み取り、それらを効率的に活用する「マーケティング戦略」にのみ存在します。
IT/Web業界は、昔から「新しいお祭り」を必要とする体質を持っています。
新しいお祭り。
そういえば、07年にもありましたよね、大きなお祭りが(笑)。
コラムのすべては、AllAbout Profileにも掲載しています。
◆最新のコラムはこちらから。