5通目のメール ~ リピーターが獲得できないホントの理由
今や、仕事に、プライベートに、コミュニケーションツールとしてなくてはならない電子メール。
ですが、使い方によっては、相手に悪い印象を与えてしまうことがあれば、逆にしっかりと信頼を得られる場合もあり、扱いに留意が必要なセンシティブなツールです。
こんにちは。
チームデルタの谷口です。
これまで何度かネットビジネスにおけるメールの扱い方の重要性をコラムにしてきました。
例えば過去のコラム、
『4通目のメールで築く信頼』
では、ネットショップの良し悪しを判断するモノサシの1つとして、信頼を勝ち取り、多くのリピーターを抱える、「選ばれるネットショップ」とそうでないショップの「差」をお伝えしました。
商品到着後、最初に配信となる4通目のメールが伝える
『小さな安心と信頼』
が、実は、その後に、
『大きな差』
を生むという内容でした。
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実は、このコラムには続きがあるんです。
『5通目のメール・・』
5通目のメールも、とても大切なんです。
”必ず5通目”というわけではないんですが、例えば、楽天のあるショップで商品を注文した際、通常であれば、5通目はおそらく、
『商品が届いてから2通目』
のメールになると思います。
1通目:楽天からの注文確認メール
2通目:ショップからの注文確認メール
3通目:発送通知
◎4通目:到着確認とお礼
5通目:・・・
さて、イメージしてみてください。
一度、お買い上げいただいたお客様にリピートいただけなかったとします。
その理由、、、再度、お買い上げいただけなかった理由は何でしょうか?
『商品に満足しなかったかも・・』
『対応の印象が悪かったかも・・』
そうですね。
それも考えられます。
が、以外とこんな些細なことがリピートいただけない理由になってしまうんです。
『買った店、忘れた・・』
別に商品が悪いんじゃない。
対応だって十分満足。
できれば、また同じショップで買ってもいい。
にもかかわらず、『忘れた』からリピートいただけなかった。
いかがです?
こんなもったいないこと、ちょっとありませんよ。
そこで5通目のメールです。
5通目のメールとは、一言で言えば、
『思い出してもらうためのメール』
です。
忘れなければ、、、思い出してもらえさえすれば、、、リピーター獲得の確率はうんと上がります。
さて、再度イメージしてみてください。
あなただったら、どんなタイミングでどんな内容の5通目のメール、送りますか?
『お使いいただいた感想はいかがでしょうか?』 とか
『お役に立てましたでしょうか?』 といったお伺いの言葉を含め、
・商品を利用して少し時間が経過した(と思われる)頃
・商品がなくなる(と思われる)頃
に配信するのが良さそうですよね。
必要以上に頻繁に送られてくるメールには少々辟易してしまいますが、タイムリーなメールは歓迎されます。
もしも、『うちもひょっとしたら忘れられてるかも・・』と思われる方は是非実行してみてください。
4通目のメールに続く5通目のメールの大切さをお伝えしましたが、
これはネットショップをはじめとした物販サイトだけでなく、業者間取引にも、サービスを提供する
事業にも簡単に応用できます。
大切なのは、お客様が求めていることを先読みして、適切なタイミングで提供する、ということですね。
お金も労力もほとんどかけずに、ほんのわずかな機転と心遣いでリピーターを獲得する術をご紹介しました。
是非、お試しください。
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